ここでは剪定について詳しく解説していきます。
ご自分で行う際にも、プロにご依頼する際にも、剪定についてしっかりと知っておくことで、失敗しないお庭の管理ができます。
剪定の目的
まずは剪定の目的について理解しましょう。
剪定の目的は2つあります。ズバリそれは
木を健康にすること
サイズを小さくすること
です。
目的① 木を健康にすること
木は成長する過程で、葉っぱや枝が増えてサイズも大きくなっていきます。
そのまま放っておくと、光、風の通りが悪くなり、虫や病気が繁殖したり、光を吸収できない木の奥にある葉っぱを枯らしてしまいます。
その結果、枯れてしまう部分が多くなり、全体が枯れしまう可能性があるのです。
剪定によって、葉っぱの数を減らし、いらない枝を減らし、病気の部分を取り除き、病気の予防もできるのです。
目的② サイズを小さくすること
木はひと夏で多いものでは、1m以上伸びます。
1年で1m、、、2年で2m! 3、4年でもう家よりも大きくなっちゃいそう!!
そうなんです!ひろーーーーいお庭のど真ん中で大きく成長する分にはいいかもしれませんが、なかなかそういった状況も少ないかと思います。今にもお隣さんの敷地へはみ出しそうだったり、もう既にはみ出してしまっていることもあるくらいですよね。
そのために! 剪定をすることでサイズを小さくする必要があります。
剪定の種類
木全体の剪定方法
木全体の剪定方法にはいくつかの種類があります
- 透かし剪定
- 切り下げ剪定
- 刈り込み剪定
透かし剪定
木全体の混み合った枝、いらない枝(忌枝)を切っていきます。透かし剪定のみでは、外側はビヨーンと飛び出した枝を切る程度なため、木のサイズはそれほど変化がありません。
しかし、風と光の通りが良くなるので木の健康維持には重要な作業です。
切り下げ剪定
切り下げ剪定では、サイズを小さく、高さを低くすることを主な目的に切っていきます。
どの程度の高さや、幅を小さくするかを想像して、切ることがポイントです。透かし剪定と同時に行うと、木によっては葉っぱの数が少なくなりすぎて枯れてしまうことがあるので気をつけましょう。
刈り込み剪定
刈り込み剪定とは、生垣や、細長いロケットのような木(コニファー)に対して行う剪定です。
四角くしたり、丸くしたり、アイスクリーム型にしたりと、形やサイズを整えることを目的として行いますが、混みすぎた枝は取っていくので、透かし剪定の要素も入れることがあります。
枝の剪定方法
木全体ではなく、枝の剪定には大きく分けて2種類あります。
- 切り戻し剪定
- 切り詰め剪定
切り戻し剪定
切り戻し剪定とは、大きく伸びてしまった枝を、その下のちょうど良いところから出ている枝に切り戻す剪定方法です。
しっかりとサイズを小さくして、枝の更新をする際に行います。
切る枝は途中ではなく、分岐点の元から切ることが重要です
切り詰め剪定
切り詰め剪定は、長く伸びた枝を、芽がある部分の上できる剪定方法です。
切った部分の根本からは多くの場合、2本以上の枝が出てくるので、枝の数を増やしたり、サイズを一回り小さくしたい時に行います。
勢いの強い枝(徒長枝)に行うと、切った部分からさらに強い枝が出てしまうので、気をつけましょう。
まとめ
剪定の詳細について解説してきました。
剪定の目的に応じて作業を行えば失敗がないですね!(生き物なので臨機応変な対応は必要です!)
Alive Gardenではこういった技術の解説に加え、DIYで行うコツから実際のプロによる作業の依頼まで、幅広く皆様のお庭のメンテナンスのお手伝いをさせていただいております。
剪定のご依頼ももちろんお受けしているので、お気軽にお問合せください!
現地見積もり、お写真でのお見積もり共に無料です!!