植物が好きな方もそうでない方でも「雑草」には悩まされる方が多いのではないでしょうか?
「お庭をきれいにしたいけど、雑草が生えて大変そう」
「家の裏の狭いところに草が生えて気になる!」
「草が生えると、猫のフンや蚊などの虫が多くいて気持ち悪い!」
そこで!ここでは雑草を生えなくする、「防草対策」についてご紹介します。
最後には著者の個人的なオススメも載っています!
防草対策の種類
防草対策にはいくつかの種類があります。主なものは以下にまとめてみました。
種類 | メリット | デメリット | 耐久年数 |
---|---|---|---|
グラウンドカバー(芝生など) | 花など変化がある | 手間がかかる | お世話をすれば永久 |
砂利 | 価格が安い | 防草効果が低い | シートは3-10年 |
人工芝 | 見た目が綺麗 | 夏場熱くなる | 5-10年 |
固まる砂(土) | 防草効果が高い | 強度が弱い | 5-10年 |
コンクリート | 防草効果が高い | コストが高い | 20-50年 |
その他 | ー | ー | ー |
以下で詳しく解説していきます。
グラウンドカバー(芝生・クラピアなど)
グラウンドカバーと呼ばれるグループに属する植物を植えることで、植えた植物が強く成長することで他の種類の雑草が生えることを抑制することができます。グラウンドカバーの種類や詳しい性質についてはこちら
○メリット
- 花や自然な葉の色を楽しめます
- 徐々に成長していくので施工のし直しが簡単です
- お子さんやペットが自然と触れ合え、遊ぶ環境としてとても良いです
●デメリット
- 成長していくので、芝刈りや刈り込みなど定期的な管理が必要になります
- 虫やキノコなど、自然に囲まれての生活が苦手な方にはちょっとっ厳しいかも!
- 完全に土を覆い尽くすわけではないので、雑草が生えてくるため、雑草とりの必要がある
◉どんな人にオススメ?
- 時間に余裕があって、お庭仕事が好きな方
- ナチュラルガーデンに憧れる方
- お子さんやペットと一緒に外で思いっきり遊びたい方
砂利
土の上に砂利を直接、または防草シートを敷いた上に砂利をすセンチの厚みで引くことで、土に光が届かなくなり、草が生えることをお抑制する方法。砂利の種類について詳しくはこちら
砂利を防草対策で敷く際まず最初に悩むところが、防草シートの有無です。
結論から言いますと、
防草シートは張った方が良い!
防草シートを張ることでもちろんコストが掛かってしまいます。しかしその金額を掛けても良いくらいシートがあるとないとでは大違いなんです!
詳しい理由は
で解説していますのでこちらでは簡単にまとめていきます。
防草シートがあった方が良い理由
・長年綺麗な状態をキープできる
・生えてしまった草の処理が簡単になる
・ドクダミやササ(笹)、スギナなどの地下茎植物にも効果がある
シートの有無の説明が終わったところで、防草シート+砂利での防草対策のメリット・デメリットに移っていきます。
砂利での防草対策のメリット・デメリット
○メリット
- 防草対策の中で業者に頼んだ場合の比較的コストが安い
- 入れる砂利の種類で多様な雰囲気の庭になる
- 何もしない場合比べ、草の生える量、作業の負担が大幅に減少する
- ピンが打てないような狭い範囲でも砂利で押さえるため施工可能
- 砂利を乗せるため、整地は大雑把でOK
●デメリット
- シートと砂利の間にどうしても草が生えてしまう
- 砂利を相当量入れるため、DIYでの施工が困難、また撤去も大変(10㎡で500kg程度必要)
- お子様が遊ぶには不向き(不安定で誤飲の可能性も)
◉どんな人にオススメ?
- DIYで施工する暇もなく、またコストをなるべく掛けずに防草対策をしたい方
- 狭い箇所の防草対策をしたい方
- お庭の他の区画と砂利の色などで区別をつけたい方
人工芝
土を平らにならし、その上に、人工芝(+防草シート)を張ることで草が生えることを防ぐ方法。
昔の人工芝はプラスチックの味気ない感じでしたが、近年ではリアル人工芝が主流となってきました。
ホームセンターなどでも取り揃えが増えて、より身近になっているでしょう。
○メリット
- 人工物ですが自然の風合いが出ることでナチュラルな印象
- お子様が遊ぶには最適
- 成長しないのでお手入れが少ない(ローメンテナンス)
●デメリット
- プールサイドと同じように夏場は非常に熱くなる
- 砂利での対策に比べ、下地処理(整地)を丁寧に行う必要がある
- 天然芝や砂利に比べ、業者での価格は高め
- BBQやタバコの火には弱いものが多い
- ペットの糞尿は匂いが残る(防臭効果のあるものもあります)
◉どんな人にオススメ?
- お子様と一緒にお庭で遊びたい方(夏場は散水が必要)
- コストは掛かっても、お庭のお手入れの手間を少なくきれいに保ちたい方
- グランピングやゴルフなど趣味を満喫したい方
固まる土(砂)
固まる土(砂)とは、セメント等が混ざった土のことで、水をかけることで、表面が固くなり、草を防ぐことのできるものです。コンクリートよりも手軽に、DIYでの施工が可能なため、ホームセンターでよく販売されているところを目にします。
○メリット
- 防草効果が高い
- サラサラな土のような状態での施工のため、狭いところでも自由に形成が可能
- 固まった後は土のような見た目なので、自然な風景を壊すことなく防草対策が可能
●デメリット
- コンクリよりも強度は弱いので、強い衝撃でヒビや割れが入りやすい
- 1㎡に対して3袋以上必要なため、広い箇所での施工は労力と費用が多大
- 透水性はあるが、表面に凹凸があるため水が溜まりやすく、苔が生えやすい
◉どんな人にオススメ?
- 家の裏など狭いところの防草対策で悩まれている方
- シートで切り抜きにくい複雑な地形(小道など)の防草対策に
コンクリート(土間打ち)
コンクリートは駐車場によく使われる、セメントと砂と水を練り合わせて固めたもので、車が乗っても壊れない素材を用いた防草対策です。
○メリット
- 耐用年数が長い
- ちょっとやそっとのことでは壊れない
- 防草効果もつよい
●デメリット
- 業者に頼んだ場合の初期費用が高い
- DIYでの施工は困難(特殊な道具も必要なため、コストもかかる)
- 固く、水で滑りやすく、熱も持つためお子さんが遊ぶ場所には向かない
◉どんな人にオススメ?
- 大掛かりでも雑草をしっかり無くしたい
- あまりお庭には出ないのでとにかくきれいにしたい
- 雑草対策に加えて駐車スペースも確保したい
まとめ
いかがでしたでしょうか?
それぞれ特徴にあった場所やお庭の雰囲気のなかで、適切なものをよく知ってから選んでいきましょう。
ちなみに著者は、自分でお手入れしてきれいにできる天然芝がオススメです。手間は少々かかりますが、お子さんもペットもBBQも多様なことを思いっきりできます。今では芝生専用の除草剤なんかもあったりするので、手間も昔に比べるとだいぶ少ないかも?
Alive Gardenでは、お客様に合った防草対策をご提案から施工まで承っております。
DIYでのポイントもお伝え、発信していきますのでお気軽にお問合せください。
それではALive(生き生き) Garden LIfeを!!